ボイトレ解説

【歌が下手な原因は?】歌う時にやりがちな悪い癖5つ【ボイトレ解説】

ゆりか先生
ゆりか先生
声楽講師の永井友梨佳です♪
ボイトレ・声楽レッスンを行っています!

\全国どこからでも参加OK/

歌が上手くなりたいけど、どこをどう直せばいいのかって自分だとなかなかわからないですよね。

そこで今回は「歌う時にやりがちな悪い癖」を5つまとめてみました。

改善方法も一緒に解説しますので、歌が上手くなりたい人はぜひ参考にしてみてください!

 

喉に力が入っている

まずひとつ目は「喉に力が入っている」です。

喉に力が入っている人

これは、一番多いかもしれません。自覚のある人も多いのではないでしょうか。

喉に力が入った状態で歌っていると、声帯への負担が大きいので声が嗄れやすいですし、音程や音色も安定しないことが多いです。

まれに喉に力が入ったまま歌える人もいますが、ほとんどの人にはあまりおすすめ出来ない歌い方かなと思います。

改善方法は「喉と繋がっている筋肉を緩める」

改善方法は「喉と繋がっている筋肉を緩める」です!

喉の力を抜くには、喉だけを意識するだけじゃだめなんですよね。

喉というのは、色んな筋肉とたくさん繋がっています。

なので、喉と繋がっている筋肉たちを緩めてあげることで→喉の力を抜くことができるようになります。

具体的には

  • アゴ・舌
  • 肩甲骨

などの筋肉を緩めてあげることが大切です。

 

アゴや舌の力を抜く方法はこちら↓

【高音を伸ばすために】アゴや舌の力を抜いて歌う方法【ボイトレ方法解説】 \無料体験レッスンはこちら/ 歌の練習をしていて、アゴや舌に力が入ってしまうことってありますよね。 高音になればなるほど...

首や肩甲骨は、ストレッチでほぐしましょう

【自宅で簡単に出来るボイトレ】ブレスのためのストレッチ 以前、独学で歌が上手くなるのは、なかなか難しいをいうお話をしました。 その記事はこちら:歌が上手くなるための4...

 

また、高音になればなるほど喉に力が入る!という場合も多いと思います。

そのような時は、

  • 口の中の空間が足りない
  • ブレスの深さが足りない
  • 息のスピード・量のバランスが悪い

などの原因が考えられます。

その場合は、こちらの記事の「あくび」を意識してみたり

【高音の出し方】あくびの感覚で歌ってみよう【ボイトレ方法解説】 \全国どこからでも参加OK/ 歌に関する悩みランキングで、常に上位にくるのが「高音が出ない」ということ。 もっと高音を出...

こちらの記事の「リラックスした深いブレス」を意識してみてください。

歌う時の基本的なブレス(呼吸)とは?【声楽レッスン/ボイトレ】 \全国どこからでも参加OK/ 歌をうたう上で、とても重要な要素のひとつが「ブレス(呼吸)」です。 ブレスのコントロールが...

何が原因かは人によって違います。

そして、自分だとなかなか気づけなかったりするので、最短で上達したい方はボイトレを検討してみましょう。

(私もオンライン無料体験レッスンを行っています!)

喉の力みが取れると、不思議なほどラクに声が出るようになりますよ♪

大きい声を出そうとして、余計な力が入っている

二つ目の悪い癖は「大きい声を出そうとして、余計な力が入っている」です。

大声を出す人

え!?大きい声を出そうとすることって良いことじゃないの?

って思いますよね(^^;

音楽の授業でも「大きい声で歌いましょう」とよく言われたと思いますが、

実はこの「大きい声をだそう」とする意識が、余計な体の力みに繋がっていることも多いんです。

 

歌う時の理想的な体の使い方は、リラックスした状態で、しなやかに筋肉を動かしてあげること。

そうすることで、気持ちよく伸びやかな声が出るんですよね。

なので「大きな声をだそう」として体が力んでしまうと、逆に声が出なくなってしまうということになるんです。

改善方法は「大きな声を出そうとしない」

改善方法としては、まずはこんな意識で歌ってみてください。

「大きな声は出さなくてもいいから、ラクに気持ちよく声を出してみよう」

すると、余計な力がスッと抜けて、いつもよりラクに声が出る!という方も多いと思います。

この「ラクに歌える」という感覚がとても大切なので、この感覚を覚えていきましょう!

 

そして、無意識に「大きな声を出さなきゃ」を思い込んでおられる方も意外と多いんです。

私の生徒さんでも、「大きな声は出さなくていいですよ~」とお声かけをするだけで、

意識が変わって、ラクに声が出るようになった方が何人もおられます。

こちらのRさんもそのひとり。今では友達から歌を褒められるまでに成長されました↓

「カラオケで友達から褒められた!」苦しそうな声→高音が伸びて女性ボーカルの曲も歌えるようになったRさん【ボイトレ生徒さん紹介】 \無料体験レッスンはこちら/ 私のボイトレの生徒さんをご紹介! 今回は、今月でオンラインレッスンを始めてちょうど1年のR...

 

指摘して初めて「今まで無意識に大きな声で歌わなきゃと思っていた」と気づく方も多いんです。

なので「大きな声を出さなくてもいい」意識は、みなさん一度試してみる価値ありです!

口を必要以上に大きく開けようとしている

3つ目の悪い癖は、「口を必要以上に大きく開けようとしている」です。

大きな口をあけている人

これも、口を大きく開けるっていいことじゃないの!?と思いますよね(^^;

実は、口の中の空間をあけることは大切ですが、口の外側、つまりアゴや唇を大きく開けることは、あまり必要ないんです。

口を大きく開けようとすると、アゴや唇に力が入ってしまい→喉の力みにも繋がってしまいます。

改善方法は「喋る時と同じように口を動かす」

改善方法は「喋る時と同じように口を動かす」です。

 

私たちが普段喋る時って、アゴや唇をがんばって動かそうとしていないですよね?

歌う時って、なぜか無意識に「口を大きくあけなきゃ」と思っている人が多いのですが、

実は歌う時も、喋る時と同じくらいの口の開け方・動かし方でOKなんです。

喋っている時は、実は程よく力が抜けていて、理想的な口の動き方でもあるんですよね。

※上記は、あくまでアゴや唇周りのお話。口の中の空間は、広く保ってあげる必要があります。詳しくはこちら:【高音の出し方】あくびの感覚で歌ってみよう

 

おすすめの練習方法はこちら↓

  1. 鏡を見ながら、まずは歌いたい曲の歌詞を読む。(普段通りに喋る感じでOK。)
  2. 喋っている時に、口がどれくらい動いているかをよく観察する。
  3. 喋るときと同じような口の動かし方で、鏡を見ながら歌ってみる。

最初のうちは、歌になった瞬間に無意識に口を大きく動かしてしまうことも多いと思います。

でも大丈夫。まずは気づくことが大切です!

少しずつ口元の力を抜いて、喋っている時と同じような口の動かし方で歌えるように練習してみましょう。

 

言葉の発音というのは、唇や舌で空気をせき止めたり、摩擦音・破裂音を起こすことで出来ています。

要は、口元で空気の流れに変化を加えることができれば、発音は出来るんです。

そのためには、口元に力をいれたり、大きく動かして頑張る必要はあまりないんですよね。

喋るのと同じくらいリラックスした状態で口元を動かすだけで、十分発音はできます。

こうやって口元の力を抜いて歌えるようになると、どんな歌詞でも安定して歌うことができるようになりますよ♪

反り腰/猫背/アゴが上がりすぎ・引きすぎ

4つ目の悪い癖は「反り腰・猫背・アゴが上がりすぎ・引きすぎ」です。

姿勢が悪い人姿勢が良い人

主に、姿勢に関するところですね。

 

特に、腰を反らせてしまう「反り腰」は意外と多いので注意が必要です!

良い姿勢というと「胸を張って腰を反らせる」人が結構いるのですが、実は腰を反らせてしまうと、深いブレスが全くできなくなってしまうんです。

腰への負担も大きくなり、腰痛の原因にもなるので注意が必要です。

 

また、猫背すぎるのももちろん良くありません。

猫背になると、頭を首の骨で支えられなくなってしまい、ノドや体に力が入りやすくなります。

 

アゴの位置も重要です。

例えば、高音になるほどアゴが上がってしまう人や、逆にアゴを引きすぎてしまう人もいます。

アゴの筋肉は声帯周辺の骨につながっているので、アゴの位置は声にも影響してくるんですよね。

改善方法は「背骨を積み上げて姿勢を整えよう」

改善方法は「背骨を積み上げて姿勢を整えよう」です。

私がレッスンでもお伝えしている、姿勢の整え方をご紹介しますね↓

姿勢の整え方(立って歌う場合)

  1. 足は肩幅くらいに開いて、足の裏全体に均等に体重をのせます
    (前のめりや、後ろ体重にならないように)
  2. ひざはピンと張りすぎないで、少し緩めるくらいで◎
  3. 腰から、背骨をひとつひとつ積み上げるイメージをします。
    腰~背中~首まで、まっすぐ上に積み上げていきます。
    ※背骨は正確には少しカーブしていますが、イメージの上では真っすぐ積み上げる感覚でOK!
  4. 首まで背骨を積み上げるイメージをしたら、頭蓋骨はそのうえに乗っかるイメージです。
  5. 姿勢はこの「骨の積み上げ」で作れるので、筋肉はすべてリラックスさせていきます。

ポイントは「背骨をひとつひとつ、まっすぐ積み上げるイメージ」です。

このイメージで姿勢を整えてあげると、腰が反ることもなく、猫背になることもありません。

また、頭蓋骨を背骨に乗っけるイメージをしてあげると、アゴの位置も程よい場所になります。

そして、姿勢はあまりガチガチに固めずに、体全体は程よくリラックスさせておくこともポイントです。

姿勢について詳しくはこちら↓

あなたの姿勢は間違ってるかも?歌のための良い姿勢とは【ボイトレ解説】 歌を上手く歌いたい!と思った時に、姿勢に気を付ける人は多いと思います。 音楽の授業でも「良い姿勢で!」とよく言われ...

アゴが上がってしまう人は、こちらも参考に↓

【歌うのが苦しい時】アゴが上がっていませんか?【発声改善】 歌っていて苦しい… がんばって声を出しているのに、声が出ない… そんな時に、ぜひ確認してほしいことがあります...

姿勢をキープして、動かずに歌おうとしている

5つ目の悪い癖は「姿勢をキープして、動かずに歌おうとしている」です。

これも、意外ですよね(笑)

歌う時に「良い姿勢で歌わなきゃ=姿勢をキープして動かないように」と思っておられる方も多いと思うのですが、

実はこの「動かないように」という意識が、歌にとって良くない場合が多いんです。

 

歌う時というのは、たくさんの筋肉を使います。

そして、その筋肉たちはいつでもしなやかに動いているのが理想的。

なので、歌っている時には、

背中やお腹の筋肉も当然動いているし、肩や首や頭も、自然と動いていて良いんです。

でも「動かないように」と意識してしまうと、使いたい筋肉たちが余計な力みで使えなくなってしまいます。

改善方法は「リラックス」

改善方法は、なんといっても「リラックス」です。

ひとつ前の項目でも解説したように、姿勢を整えることも重要です。

でも、その大前提には「常にリラックスしていること」があります。

なので、筋肉たちはリラックスさせておいてしなやかに動けるようにしたまま、

前の項目で紹介した「姿勢の整え方」を試してみてください。

 

そして「歌っている時に体が動いてもいいんだ」という意識を持ってあげることも大切。

背中もお腹も、肩回りも、リラックスしてラクに呼吸するためには自然と動いていきます。

「動かないように」という意識を手放してあげると、もっとラクに気持ちよく歌えるようになりますよ♪

【力を抜く方法】歌う時に一番大切なことは「リラックス」【ボイトレ解説】 \全国どこからでも参加OK/ 今日は、私が歌う時に"一番重要だと思うこと"をお伝えしようと思います。 それは「リラックス...

おわりに

今回は歌う時の悪い癖について解説してみました。いかがでしたか?

この記事を書いていて改めて感じたのが、上手く声が出ない時って色んな原因が複雑に絡み合っているんですよね…。

そして、何が原因なのかは、人によって全然違って、改善点は自分では気づけないことも多い。

ひとりで悩んでいても、なかなか解決しないことが多いです。

なので、客観的に声をきいてもらってアドバイスを受ける「ボイトレ」が上達への一番の近道なんですよね。

色々試してもうまくいかない!という方は、ぜひボイストレーナーの私を頼ってください(^^)/

のびのびと声がでるように、歌のお悩みを一緒に解決していきましょう♪

オンライン無料体験レッスンを行っていますので、お気軽にきてみてくださいね!

ボイトレや声楽レッスンが初めての方・初心者さんも大歓迎です(*^^)

\無料体験レッスンはこちら/

\ボイトレ・声楽レッスンの詳細/
オンラインレッスン開催中♪

\歌のための解剖学オンライン講座/
歌のための解剖学オンライン講座講師写真、解剖学アプリイメージ

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

声楽講師 永井友梨佳(プロフィールはこちら

♬ボイトレ・声楽レッスン生徒さん募集中♬

ストアカプラチナバッジ取得!
\レビュー平均☆4.97のボイトレ・声楽レッスンです/
ボイトレ・声楽レッスンの詳細はこちら

あなたの声の魅力を引き出すボイストレーナー
永井友梨佳
声楽講師/ボイストレーナー。ソプラノ歌手。
鳥取県米子市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。

ストアカ プラチナバッジ獲得講師。レッスン受講者からの評価は、平均☆4.97をいただいています(レビュー件数200件以上)
延べ30時間以上の解剖学の学びを活かし、ラクに気持ちよく歌える発声方法をお伝えしています♪

ただいま生徒さん募集中!まずは無料体験レッスンにお越しください♪
\ Follow me /

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA