歌っていて苦しい…
がんばって声を出しているのに、声が出ない…
そんな時に、ぜひ確認してほしいことがあります。
それは、「歌う時にアゴが上がっていないか」
アゴや頭の位置って、歌の発声を安定させる上でとっても重要なんです。
今回は、アゴや頭のポジションについて解説してみます!
なんでアゴが上がるとよくないの?
まずは、「なんでアゴが上がるとよくないか」をお話してみますね。
アゴが上がるデメリットはいくつかあるのですが、
一番大きなデメリットは、ノドに力が入りやすくなることだと思います。
試しに、アゴをゆっくり上げてみてください。
そうすると、首の前側、ノドの周りが突っ張る感じがしますよね?
アゴが上がった状態は、頭全体が後ろに傾くので
首の骨で頭を支えられなくなり、
首の前側の筋肉や、ノド周辺に力が入りやすくなってしまうんです。
そうすると、当然歌う時にノドに力が入りやすくなってしまい、
声が出しづらくなってしまいます。
でも、逆に、アゴのポジションを直せば、
声がどんどん出るようになることも多いんです!
アゴが上がっていないかどうかの、確認方法
では次は、自分がアゴが上がっていないかどうかを確認する方法です。
実は、アゴを上げて歌ってしまっている方のほとんどが、
無意識にそうなってしまっています。
私のレッスンでも「アゴが上がっていますよ」とお伝えすると、
全然気づいていなかった!とおっしゃる方がほとんど。
自分では自覚するのが、なかなか難しいんですね。
なので、まずは、自分がアゴが上がっていないかどうかを確認してみましょう。
まずは、鏡を用意します。なるべく大きな鏡が良いですね。
自分の顔を下から映すと分かりづらいので、
なるべく顔の正面に鏡がくるようにセッティングしましょう。
そうしたら、鏡をみながらいつも通り歌って、アゴの位置を観察してみてください。
鏡をみながら歌ってみると、
アゴは上がっていたり、頭が後ろに傾いているのに気づくかもしれません。
特に、息を吸う時にアゴが上がる方が多いので、注意して観察してみてください。
アゴが特に上がっていなかったり、頭が後ろに傾いていなければOK!
アゴが上がらないように歌う練習方法
鏡の前で確認して、アゴが上がっているかも…と気づいた方は、グッジョブです!
自覚できたことで、練習して改善することができます(^^)/
では次に、アゴが上がらないように歌うための練習方法をお伝えしますね。
姿勢を整える
まずは、姿勢を整えていきます。
姿勢の整え方(立って歌う場合)
- 足は肩幅くらいに開いて、足の裏全体に均等に体重をのせます
(前のめりや、後ろ体重にならないように) - ひざはピンと張りすぎないで、少し緩めるくらいで◎
- 腰から、背骨をひとつひとつ積み上げるイメージをします。
腰~背中~首まで、まっすぐ積み上げていきます。
※背骨は正確には少しカーブしていますが、イメージの上では真っすぐ積み上げる感覚でOK! - 首まで背骨を積み上げるイメージをしたら、頭蓋骨はそのうえに乗っかるイメージです。
- 姿勢はこの「骨の積み上げ」で作れるので、筋肉はすべてリラックスさせていきます。
特に、腰から首まで背骨をひとつひとつ積み上げて、その上に頭蓋骨が乗っかるイメージ
これが大切です!
そして、歌う時にはリラックスもとても大切なので、
姿勢を整える時にも、あまり体全体に力が入らないように、リラックスしたまま整えていきましょう。
アゴや頭も、ガチガチに固めてしまわないように!
リラックスしたまま自由に動かせるような状態で、整えていきましょう。
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2021/08/あなたの姿勢は間違ってるかも?-320x180.png)
目線を決める
姿勢を整えたら、次はアゴが上がらないように練習をしていくのですが、
アゴを意識するのではなく、「目線を意識して」練習していきます。
アゴが上がる時って、実は目線も上がっているんです。
なので、正しい頭の位置で目線をキープできれば、アゴは上がらなくなります。
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2022/03/目線を正面に-キープしたまま-歌う.png)
先ほどの方法で姿勢を整えたら、そのまま目線をまっすぐ前に向けます。
そして、そこから目線が上がらないように意識しながら、歌ってみましょう。
具体的に、目線を向けるモノを決めるのもいいかもしれません。
アゴが上がるクセがある方は、歌っている時に目線が上がりそうになるのに気づくと思います。
あ、目線が上がりそうになる!と思ったら、
目線を最初の位置にキープするように意識しながら、歌ってみましょう。
頭やアゴは、ガチガチに固めないように
最後に、ひとつ注意点を!
姿勢を整えて、アゴが上がらないようにする練習方法をご紹介しましたが、
この練習をするときに、頭やアゴに力が入りすぎないように注意しましょう。
先ほども少し話しましたが、歌う時には「リラックス」がとても大切。
「アゴが上がらないようにしなきゃ!」と思って、アゴや頭をガチガチに固めてしまうと
力が入りすぎていることで、余計に声が出しづらくなってしまいます。
なので、なるべくリラックスしたまま、頭やアゴも自由に動けるくらいしなやかな状態で
練習してみましょう。
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2021/06/ブレスのためのストレッチ-320x180.png)
アゴや頭のポジションはとても大切!
「アゴが上がっていませんか?」というテーマでお話してみました。
いかがでしたか?
アゴは、無意識にあがってしまっている場合がとても多いのですが、
私の声楽レッスンに来られる生徒さんも、この方法で少し改善してあげるだけで
声がラクに出るようになったり、高音が出やすくなった方も多くおられます!
なので、ぜひ試してみてください(*^^*)
私のボイトレでは、このような発声改善をマンツーマンレッスンで行っています。
ボイトレや声楽レッスンが初めての方・初心者さんも大歓迎です(*^^)
気になる方は、まずは無料体験レッスンにお越しください♪
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ストアカプラチナバッジ取得!
\レビュー平均☆4.97のボイトレ・声楽レッスンです/
ボイトレ・声楽レッスンの詳細はこちら