ちまたでは、歌が上手くなる方法ってたくさん紹介されていますよね。
このサイトでも、歌が上手くなる方法を色々と解説してきました。
でも、どれから始めていいかわからない…という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では「ボイトレ初心者さん向けの発声改善方法」
まずはこれを試してみて!という方法をまとめてみました。
歌う前の準備
まずは、歌う前の準備をふたつご紹介します。
正しい発声で歌うためには、喉や声帯だけじゃなくて、体全体を使っていくことが大切です。
なので、そのための準備がとても大切なんです!
歌う前には、軽くストレッチをして体をほぐそう
歌う前には、歌で使う筋肉たちをストレッチでほぐしていきましょう。
ストレッチ方法はこちら↓
超簡単なストレッチですが、あなどるなかれ!
ストレッチをしてから歌うと、声が出やすくなりますし、
体を上手に使えるようになることで喉への負担も減らせます。
姿勢を整えよう
次は、姿勢です。
姿勢を整えることも、歌にとってとても重要です!
姿勢の整え方(立って歌う場合)
- 足は肩幅くらいに開いて、足の裏全体に均等に体重をのせます
(前のめりや、後ろ体重にならないように) - ひざはピンと張りすぎないで、少し緩めるくらいで◎
- 腰から、背骨をひとつひとつ積み上げるイメージをします。
腰~背中~首まで、まっすぐ積み上げていきます。
反り腰になったり、猫背になったりしないように!
※背骨は正確には少しカーブしていますが、イメージの上では真っすぐ積み上げる感覚でOK! - 首まで背骨を積み上げるイメージをしたら、頭蓋骨はそのうえにポンっと乗っかるイメージです。
- 姿勢はこの「骨の積み上げ」で作れるので、筋肉はすべてリラックスさせていきます。
「良い姿勢」というと、直立不動で微動だにしないようなイメージもあるかと思いますが
実は、歌にとっての良い姿勢はそうじゃないんです。
「歌にとっての良い姿勢」のポイントとしては、
- リラックスしたまま姿勢を整える(体をガチガチに固めない)
- 歌っているときは、体中の色んな所が動いてOK!(直立不動はNG)
- 反り腰にならないように(反り腰は歌にとってとても良くないんです!)
こんな感じで、リラックスしてラクに姿勢を整えてみましょう!
姿勢の整え方について、詳しくはこちら↓
発声の基本3点セット
では、歌う準備ができたところでようやく歌っていきます(笑)
今回は、初心者さんにはぜひ押さえてもらいたい
「発声の基本3点セット」をご紹介します。
まずはこの3つが出来るようになれば、ある程度声は出るようになります!
発声の基本3点セット
- いつでもリラックス
- あくびの空間をあける
- 深いブレス
では、この3つについて解説していきますね。
いつでもリラックス
まずひとつめは「いつでもリラックス」です。
これまで私が行ってきたボイトレでも実感していますが、
歌が苦手な方のほとんどが、
歌う時にがんばりすぎてしまっていて、ノドや体に力が入りすぎています。
でも実は、歌う時に「ぐっと力をいれてがんばる」ということはほぼ無くて、
逆にリラックスしながら体を動かしてあげた方が、伸び伸びと声が出るようになるんです!
これからいくつか発声改善の方法をお伝えしますが、
その大前提にあるのが「いつでもリラックス」です。
歌う時には、力を入れて筋肉を動かすのではなく、
常にリラックスしたまま筋肉を動かそうと意識してみてください。
あくびの空間をあける
ふたつめは「あくびの空間をあける」です。
あくびをすると、口の奥の空間がとても広くなりますよね?
口の奥の空間(あくびの空間)を広くしたまま歌うと、その空間で声が響くようになって、
ノドの力が抜けやすくなったり、高音が出やすくなります。
逆に、口の奥の空間(あくびの空間)が狭いと、薄っぺらい声になってしまうんです。
この「あくびの空間」を意識することで、
自分が今までに出したことのない高音が出るようになった生徒さんもたくさんおられます!
あくびの空間の詳しい方法はこちら↓
深いブレス
最後みっつめは「深いブレス」です。
歌声は、肺からの吐く息が声帯を震わせることで、音がつくられます。
なので、呼吸(ブレス)が安定していると、歌声の音程や響き、声量も安定してくるんです。
逆に、呼吸が浅かったり安定していないと、歌声もかなり不安定になります。
ブレスを深めるためには、まずは「腰を意識しながら深呼吸」をしてみるのがおすすめ。
腰を意識した深呼吸
- 姿勢を軽く整えます(上記の方法で。反り腰にならないように)
- 腰に軽く手を添えて、上半身はリラックスさせます。
- そのまま深呼吸を何回かしてみましょう。
吸う時に、手をあてている腰周りがフワッと緩んでふくらむようなイメージで。
(力を入れてふくらまそうとするのはNG。いつでもリラックス)
ポイントとしては、リラックスしたままラク~に呼吸すること。
がんばってたくさん吸おう・吐こう、とすると力が入ってしまい
逆にブレスが浅くなってしまいます。
眠っている時くらいリラックスした深い呼吸のイメージで、ゆったり呼吸をしてみましょう。
そして、この呼吸法に慣れてきたら、歌う時にも活用していきます。
- ブレスを吸う時に、腰周りをフワッと緩める(力はいれない!)
- 上半身の深い所まで、息が入ってくるイメージ
- 声を出す時は、その深い所から息が流れていく
こんなイメージで歌ってみましょう。
ブレスが安定すると、歌声がどんどん安定してきます♪
ブレスについて、詳しくはこちら↓
発声の基本3点セットを、同時にやってみる
これまでご紹介してきた「発声の基本3点セット」
- いつでもリラックス
- あくびの空間をあける
- 深いブレス
ひとつひとつ出来るようになったら、次はこの3つを同時進行でやってみましょう…!
つまり、
リラックスしたまま、あくびの空間をあけつつ、深いブレスで息を流していく!
頭の中が、かなり忙しくなりますよね~(笑)
でも、理想的な発声というのは、どれかひとつだけを意識すればいいわけではなくて
体中の色んな所を同時にバランスよく使っていく必要があるんです。
最初は「あ、あくび忘れた」「リラックスができてなかった」など、
同時進行はなかなか難しいと思います。。
だけど大丈夫!
練習を重ねて慣れてくると、筋肉が動きを覚えてくれるようになるので、自然に同時にできるようになります。
集中しながら、コツコツ練習してみましょう!
コツコツ練習して正しい発声を手に入れよう!
初心者さん向け発声改善方法をまとめてみました。いかがでしたか?
慣れてくるまでは、なかなか難しいと思います。。
だけど、コツコツ練習すれば筋肉が動きを覚えてくれるので
何も考えなくても、正しい発声で歌えるようになります!
そうなると、気持ちよく声を出せるようになって、歌うことがどんどん楽しくなっていきますよ♪
試してもなかなか上手くいかない、という方は、ボイトレに行くのがオススメです!
自分の歌声や体の使い方を、自分目線だけで客観的に捉えるのってかなり難しいんですよね…。
ボイトレでは、自分では気づけないことを客観的にアドバイスしてもらえるので、
やっぱりボイトレに通うのが、歌の上達への一番の近道だなと思います。
私のボイトレでも、このような発声改善を行っています(*^^*)
声楽レッスンやボイトレが初めての方、大歓迎です♪
気になる方は、まずは無料体験レッスンにお越しください!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
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