ボイトレ解説

【ボイトレ解説】歌いにくいフレーズの練習方法【原因をみつけよう】

ゆりか先生
ゆりか先生
声楽講師の永井友梨佳です♩

 

曲を歌っていて、何度練習してもどうしても歌えないところってありますよね。

ここ苦手なんだよな~、歌いにくいんだよな~というところ。

今回は、そういう歌いにくいフレーズの練習方法を解説してみようと思います♪

実際私がレッスンで生徒さんに教える時にも使いまくっている手法です…!

 

まずは原因を絞り込む

まずは、苦手なフレーズがなぜ歌えないのか、その原因を絞り込んでいきます。

方法はめちゃくちゃカンタン!

歌詞ではなく、ラララで歌ってみるだけです。

 

たとえば「レット・イット・ゴー」のサビだったら、

『ありの~ままの~』ではなく、『ラララ~ラララ~』と歌ってみます。

 

そして、ラララで歌ってみた時の感覚をしっかり感じてみてください。

  1. ラララで歌ってみても、あまり変わらない or 歌いにくい
  2. 歌詞よりも、ラララの方が歌いやすい

さて、①と②のどちらでしょうか?

 

このどちらかによって、原因が絞り込まれてくるんです。

では、それぞれの対処法を紹介していきますね。

※人によっては、ラララだと歌いにくい場合もあります。その場合は、アアア~でも、マママ~でも、ヤヤヤ~でもなんでもOK!自分が歌いやすい言葉でうたってみましょう。

 

ラララで歌ってみても、あまり変わらない or 歌いにくい場合

ラララで歌ってみても歌いやすさを感じない場合は、発声や体の使い方に原因がある場合が多いです。

なので、まずは歌詞ではなく、ラララで歌えるように練習していくと◎

そして、ラララで歌いながら、以下のチェックリストを確認してみましょう。

 

体のどこかに力が入っていないか

歌っている時に、体のどこかに力が入っていませんか?

ノド、アゴ、舌、肩、首、おなか、など…

もしどこかに力が入っていたら、そこを緩めてあげてください。

ひとまず「上手く歌えなくても、音程が外れてもいいや」という心持ちで、リラックスを第一に考えて歌ってみると◎

体の力みがとれてくると、息が流れて歌いやすくなります。

 

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ブレスが浅くないか?

苦手なフレーズは、ブレスが浅いのが原因の場合もあります。

そのフレーズの前のブレスは、リラックスして深く吸えているか?をチェックしてみてください。

 

ブレスが浅いなと感じたら、今よりも10cm深く吸うイメージをして

腰のあたりを緩める感じで、息を吸ってみましょう。(力を入れるのはNG!)

こちらの記事では、深いブレスの方法を解説しています↓

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口の中の空間が狭くなっていないか?

口の中の空間が狭いと、息が流れるスペースがなくなってしまいます。

特に高音が出ない場合、口の中の空間に原因があることが多いですね。

 

そんなときは「フワッとあくびをしながら」歌ってみるのがおすすめ!

口の中の空間の使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています↓

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歌詞よりも、ラララの方が歌いやすい場合

次は、歌詞よりも、ラララで歌ったほうが歌いやすかった場合。

この場合は、ラララでは問題なく歌えているので、「歌詞」に歌いにくい原因があります。

 

では、歌詞をもう少し紐解いてみましょう。

歌詞=言葉には、母音子音があります。

母音:日本語だとアイウエオ。
子音:母音の前につく音。

 

「レット・イット・ゴー」のサビを例にあげると、

ありのままの ⇒ alino mamano

赤文字が母音で、青文字が子音となります。

 

歌いにくいフレーズは、その部分の歌詞の母音か子音に原因がある場合もとても多いです。

よくある例を挙げてみますね。

 

イ母音、エ母音で口の中の空間が狭くなってしまっている

いちばん多いのがこれだと思います!

イ母音やエ母音は、口の中が狭くなって、ペタッとした声になりやすいんですね。

例えば「レット・イット・ゴー」のサビだと

1番の「ありの~ままの~」は歌いやすいのに、2番の「ありの~ままで~」になると歌いにくかったりする。

これは、「ありの~ままで~」の「で」がエ母音のため、口の中が狭くなりやすいんです。

対処法としては、イ母音・エ母音は、口の中を縦にあけるイメージで歌うこと。

そうすると、息が流れやすくなります!

 

子音を発音するときに、力が入りすぎている

これも、とても多い原因です。

子音の発音に力が入りすぎてしまって、喉にも力が入ってしまうこともあります。

 

たとえば「ありの~ままで~」の「で」のDの子音に力が入ってしまっていたり。

対処法としては『子音って、そんなに力を入れなくてもちゃんと発音できる』ということをまずは理解すること。

私たちは、普段しゃべる時にそんなに舌やアゴに力を入れていないですよね?

でも、ちゃんと子音を発音して、言葉を伝えることができています。

歌う時も、それと同じ。喋る時と同じくらいの、力の抜け具合で十分なんです。

まずはこれを理解して、アゴや舌の力を抜いて子音を発音するように心がけてみてください。

こちらの記事も参考に↓

【高音を伸ばすために】アゴや舌の力を抜いて歌う方法【ボイトレ方法解説】 \無料体験レッスンはこちら/ 歌の練習をしていて、アゴや舌に力が入ってしまうことってありますよね。 高音になればなるほど...

 

歌いにくいフレーズには、必ず原因がある!

いかがでしたか?

歌いにくいフレーズって、必ず原因があるんですよね。

なので、やみくもに何回も練習するんじゃなくて、原因がなんなのかをしっかり考えながら

自分の感覚を研ぎ澄ませて練習していくことがとても大切。

そうすることで、解決策がみえてくると思います!

 

とはいっても、なかなか自分だけで原因をみつけるのも難しいので、、

そんな方はやっぱりボイトレに行ってみるのをおすすめします。

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永井友梨佳
声楽講師/ボイストレーナー。ソプラノ歌手。
鳥取県米子市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。

ストアカ プラチナバッジ獲得講師。レッスン受講者からの評価は、平均☆4.97をいただいています(レビュー件数200件以上)
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