ソプラノ/アウトリーチ専門演奏家の永井友梨佳です♩
先日、ずっとずっと前から行きたかったところに行ってきました。
大好きな詩人、星野富弘さんの美術館。
群馬県みどり市にある「富弘美術館」です…!!
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/EC1D6822-8CC8-4CE1-8686-7D17D3C0B6A8-1024x768.jpeg)
[blogcard url=”https://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/”]
星野富弘さんは、詩人であり画家でもあり、またその詩はたくさんの歌にもなっています。
私も大切にうたわせてもらっていて、大好きな作品がたくさんあります。
星野さんについての記事もぜひ↓
[blogcard url=”https://www.yurikanagai.com/2020/06/15/%e8%a9%a9%e4%ba%ba%e3%83%bb%e7%94%bb%e5%ae%b6%e3%80%80%e6%98%9f%e9%87%8e%e5%af%8c%e5%bc%98%e3%81%95%e3%82%93/”]
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/F89E2234-836A-4112-A1DC-D9B0A4AE915F-scaled-e1603330757336-1024x568.jpeg)
入口はこんな感じ!わくわく(*^^*)
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/311C402D-6818-479C-9188-906EE9FCF694-768x1024.jpeg)
チケットも素敵でテンションがあがります!
では早速レポしてみます~♫
秋の詩画の展示
まずは、秋の詩画展ということで
秋にまつわる花の詩画や、風景画などの展示がされていました。
初めて見る原画に大興奮( ;∀;)
星野さんは、この「花の詩画」が特に有名です。
花の絵と一緒に、詩が書かれているもの。
本当にたくさんの作品が展示されていて、初めてみる作品もあって
大満足の内容でした…!
よく歌わせてもらっている、なかにしあかねさん作曲の「秋のあじさい」
なんとこの作品の原画もみれました( ;∀;)
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/26D1196E-F3EA-4DD3-80CF-C881140B8CB0-e1603331791197-688x1024.jpeg)
(星野富弘詩画絵はがき No.1208 今日 より引用)
※美術館内では写真撮影していませんので、作品は書籍や絵葉書から引用してご紹介させて頂きます。
この作品、絵葉書だと、絵とことばが一枚の紙に描かれているようにみえますが、
実際は、絵とことばが別々の紙に書かれています。
ことばは、繊細な紙に、他の詩画とは違うすこし薄い色で、とても印象的に書かれていて…
なんだか詩の内容ともリンクしていますよね。
目が離せなくなりました。
他にも素敵な作品ばかりで紹介しきれないのですが…
特に印象に残っている作品が、こちら。
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/FCAF2926-7470-4792-922E-0E0998A9A421-768x1024.jpeg)
(「新編 四季抄 風の旅」星野富弘・著 P.46 より引用)
読んだ瞬間、グサッと、心に刺さりました。
はなしょうぶも、実物の色はさらに美しいです。。
原画はすごい
原画を初めてみて、その存在感に圧倒されました…
まずは、色やタッチの繊細さ。
星野さんは、
「花の絵を描き始める時、心は画用紙のように真白でありたい」とおっしゃっていますが
その「花への敬意」が、どの原画からもすごく伝わってきました。
どの花や植物たちも、ただ綺麗にではなく、ひとつひとつ個性豊かに描かれていて本当に素敵。
あと、星野さんの書かれる文字が、私すごく好きなんですよね…
なんだか丸っこくて可愛くて、あたたかみがあって、ことばがスッと入ってきます。
文字って人柄があらわれるのかなあ。
あとは、もはや言わずもがなですが、詩の内容がほんとうに刺さります。
涙が出そうになる作品もあって、思わず笑ってしまうような作品もあって
これだけ人の心を動かすものが作れるなんて…
ひとつひとつの作品を、じっくり味わいました。
企画展「星野富弘のラクガキ」
秋の詩画展の他に、このような企画展もされていました↓
![](https://www.yurikanagai.com/wp-content/uploads/2020/10/rakugaki_tirasi1_pages-to-jpg-0001-724x1024.jpg)
先にご紹介したような、花の詩画が有名な星野さんですが
こちらの展示では、また違った一面を知ることができました。
事故のあと初めて描かれた絵や、入院中の食事の記録、日記。
同じ病院にいる人々の絵、友人への手紙など。
初期のころの絵や文字は、ふるえるような線で
これはこれで味わい深いものなのですが
ここから、花の詩画の繊細な表現へとつながっていくと思うと
表現力や技術力の向上が、ここまでの努力が、
ちょっと想像できないくらいに凄いなと実感しました。
口に筆を加えてものを書き始めた最初の頃は、首の力も無く
目が回って、吐き気がしたり、高熱をだしたりしていたそう。
それでも、書くことがうれしくてうれしくて、やめることはできなかった
と星野さんはおっしゃっています。
星野さんの作品や、生き様をみていると
生きるってなんだろう、表現するってなんだろう、と
改めて考えさせられます。
その答えは出ないのですが…
表現できることは、それだけでとても幸せなことなんだとも思います。
おわりに
星野さんの作品や生き様、本当に圧倒的でした。
今回、美術館に行って実際に原画をみて、改めて思いました。
私の文章力や表現力じゃとても伝えることができなくて、
この記事を書きながら、何度も途方にくれましたが(笑)
でも、星野さんの作品をみていると、私に表現する勇気も与えてくれます。
私も微力ながら、これからも色んな表現を磨いていきたいし
人の心に届くようなものを作り続けたいな、と思います。
美術館の建築や、周辺の散策路もめちゃくちゃステキだったので語りたいのですが、
長くなってしまったので(笑) こちらは別記事でまた語ってみます!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
富弘美術館、また行きたいです(*´ω`)
星野さん作詞のうたを、レッスンでうたってみませんか?
声楽個人レッスン・ボイトレを行っています♪
星野さん作詞の曲を、一緒に歌ってみませんか?
オンラインレッスンなので、全国どこでも参加OK! そして安心安全◎
個人レッスンが初めての方も大歓迎です(*^^)